ChatGPTに個人情報を入力しても大丈夫?AIに渡してはいけない情報と安全設定【2026年】

ChatGPTに個人情報を入力しても大丈夫?

AIに入力したその情報、本当に渡しても大丈夫?

💬「ChatGPTに入力した個人情報は、誰かに見られるの?」
💬「学習をオフにすれば、入力した情報は消えるの?」
💬「ChatGPTやGeminiでは、どの設定を確認すればよい?」

生成AIは便利ですが、入力内容の扱いはサービスや設定によって異なります。この記事では、入力を避けたい情報と、ChatGPT・Gemini・Claude・Microsoft Copilot・Perplexityのデータ学習に関する設定を紹介します。

ご注意

重要な注意事項・免責事項
本記事は、2026年10月27日時点で公表されている情報をもとに、生成AIサービスへ個人情報を入力する際の注意点や、主なAIサービスの設定方法を一般向けに解説しています。
【情報の正確性・最新性について】AIサービスの仕様や設定画面、データの取り扱い方針は、今後変更される可能性があります。記事内で紹介する設定項目や手順は、公開時点で確認できた情報に基づいています。実際に設定を変更する際は、各サービスの公式ヘルプや最新の案内を確認してください。
【学習オフ設定について】本記事では、入力内容をAIモデルの改善に使わせないための設定を紹介していますが、これらの設定を行っても、入力した情報が一切保存・処理されなくなることを意味するものではありません。サービスの提供や安全対策、不正利用防止などの目的で、一定期間データが保持される場合があります。
【入力してはいけない情報について】本記事は、AIへ入力してよい情報を推奨するものではありません。パスワード、認証コード、クレジットカード番号、銀行口座の認証情報、マイナンバー、APIキー、秘密鍵、顧客名簿、本人確認書類の画像など、重要な情報は入力しないでください。伏せ字にしても、状況によっては個人や企業が推測される可能性があります。
【仕事用・学校用アカウントについて】会社や学校で提供されているアカウントを利用している場合、個人向けアカウントとは異なる管理ルールや制限が適用されることがあります。記事内の説明がそのまま当てはまらない場合もあるため、所属先の利用規程や管理者の案内を確認してください。
【記事の目的について】本記事は情報提供を目的としており、各AIサービスの安全性や法的適合性を保証するものではありません。また、特定のサービスの利用を推奨・保証するものでもありません。実際の利用は、最新の利用規約、プライバシーポリシー、公式ヘルプ等を確認したうえで判断してください。

📑目次

1. AIに入力した情報はどうなる?

例えば、怪しいメールをAIに相談するために本文を丸ごと貼り付けると、氏名、メールアドレス、注文番号なども送信される可能性があります。しかし、メールに含まれる情報がすべて判断に必要とは限りません。

「AIへ送る」「学習に利用する」「会話を保存する」は、別の仕組みです。

項目意味
情報の処理AIが回答を作るために入力内容を利用すること
モデルの学習・改善将来のAIモデルの改善に会話などを利用すること
会話履歴の保存利用者が過去の会話を見返せるよう保持すること
安全対策のための保持不正利用の調査などの目的で一定期間保持すること

AIモデルとは、文章などを分析・生成する中心的な仕組みです。「学習オフ」=「何も保存されない」ではありません。

2. AIに入力しない情報・慎重に扱う情報

区分具体例考え方
入力しないパスワード、暗証番号、認証コード不正ログインにつながる可能性がある
入力しないAPIキー、秘密鍵、アクセストークンシステムの不正利用につながる可能性がある
入力しないクレジットカード番号、銀行の認証情報一般的なAI相談には不要
入力しないマイナンバー、本人確認書類の画像一般的なAI相談には不要
原則入力しない顧客名簿、社外秘資料、未公開情報所属先の規則や承認が必要
必要最小限氏名、住所、電話番号、メールアドレス不要なら削除・一般化する
慎重に扱う健康状態、家族の事情、資産状況組み合わせで個人が特定される場合がある

※APIキーや秘密鍵とは、主に開発者がシステム同士の接続や認証に使う、重要な合言葉のような情報です。

⚠️注意

会社や学校の情報は、個人の判断だけでAIに入力しないでください。利用が認められたサービスか、入力する情報が許可されているかを確認する必要があります。

伏せ字にすれば安全?

氏名を【氏名】、電話番号を【電話番号】、注文番号を【注文番号】のように置き換える方法は役立ちます。
しかし、勤務先・役職・日時などの組み合わせから本人が推測できる場合があります。スクリーンショットや添付資料にも情報が残っていないか確認が必要です。

⚠️注意

伏せ字は万能ではありません。機密性の高い資料は、伏せ字にして送るのではなく、送信自体を避けることも検討してください。組織から預かった情報は、学習設定をオフにしただけで入力が許可されるわけではありません。

3. 主要5サービスの学習利用設定

モデル改善への利用をオフにする選択を「オプトアウト」といいます。学習設定の場所は次のとおりです。

サービス公式ヘルプで確認できる設定項目場所の目安
ChatGPTすべての人のためにモデルを改善する設定 → データコントロール
Geminiアクティビティの保存設定とヘルプ → アクティビティ
Claudeモデル改善への協力(表示名は画面で確認)Settings → Privacy
Microsoft CopilotTraining on conversation activityプロフィール → Privacy
PerplexityAI Data UsageSettings

※名称や位置は言語・プラン・更新状況で異なる場合があります。実画面に一致する項目がないときは、公式ヘルプを確認してください。

① ChatGPT(OpenAI)

  1. アカウントメニューから「設定」を開く。
  2. 「データコントロール」を選ぶ。
  3. 「すべての人のためにモデルを改善する」をオフにする。

オフにすると、新しい会話はOpenAIのモデル改善に使用されなくなります。通常のチャットは履歴に残ります。

ChatGPTには「一時チャット」もあります。一時チャットである間は通常の履歴に表示されず、モデル改善に使われません。ただし、安全上の目的でコピーが最長30日間保持される場合があります。現在の公式案内では、利用者が一時チャットを通常のチャットとして保存することもできます。その場合は保存後の設定・保持ルールが適用されます。

② Gemini(Google)

  1. Geminiの「設定とヘルプ」を開く。
  2. 「アクティビティ」を選ぶ。
  3. 「アクティビティの保存」を必要に応じてオフにする。

設定をオフにした場合、通常の会話はモデルのトレーニングに使われなくなりますが、フィードバック送信時などには例外があります。また、会話が最長72時間保持されるとGoogleは説明しています。利用できる連携機能が変わる場合もあります。

③ Claude(Anthropic)

  1. アカウントメニューから「Settings」を開く。
  2. 「Privacy」を選ぶ。
  3. AIモデルの改善への協力に関する項目をオフにする。

表示名は言語や更新状況によって異なる場合があるため、実際の画面で確認してください。

オフにすると、新しい会話は今後のモデル学習に使用されなくなります。また、過去に保存された会話についても、今後新たに行われるモデル学習での使用が停止されると説明されています。ただし、すでに開始された学習や学習済みモデルには遡って適用されず、安全対策などの目的で例外的に取り扱われる場合があります。個人向けのFree・Pro・Maxと、組織向け契約やAPIは区別してください。

④ Microsoft Copilot

  1. 個人向けCopilotにサインインする。
  2. プロフィールアイコンからプロフィール名を選ぶ。
  3. 「Privacy」を開く。
  4. 「Training on conversation activity」をオフにする。

英語公式ヘルプで確認できる名称です。音声会話の学習利用には別の項目もあります。Windows・スマートフォンアプリでは操作経路が異なります。Microsoft 365 Copilotなどの組織向け製品と混同しないでください。

⑤ Perplexity

  1. Perplexityにログインする。
  2. プロフィールから「Settings」を開く。
  3. 「AI Data Usage」をオフにする。

Perplexityの公式FAQは、この設定で検索データをAIモデルの改善に使わせないようにできると説明しています。学習利用の設定と検索履歴の保存・削除は別です。

4. 学習オフだけに頼らない、5つの基本ルール

基本ルール

  1. パスワードや認証コードを入力しない。
  2. 個人情報は必要最小限にする。
  3. 学習利用と履歴保存の設定を確認する。
  4. 会社・学校・他人の秘密を無断で入力しない。
  5. AIの回答を重要な判断に使う前に、公式情報を確かめる。

設定はプライバシーを管理する手段の一つですが、最も基本的な対策は、不要な秘密情報をそもそも送らないことです。

まとめ:AIへ渡す情報は自分で選ぶ

AIサービスは便利ですが、入力情報の処理・保存・学習利用は同じではありません。設定を確認したうえで、入力前に「この情報は本当に必要か」と考えてみましょう。

AIに秘密情報を渡さずに、自分のセキュリティ対策を見直す具体的な方法は、シリーズ第3弾で紹介します。

あわせて読みたい

シリーズ|AIが変えるセキュリティ

👉 「大漏洩時代」AIは味方か敵か?
 AIによる脆弱性の発見や、攻撃・防御の両面から、AI時代に求められる「人の価値」を考えます。

👉 ChatGPTに個人情報を入力しても大丈夫? ≪ 本記事 ≫
 AIに渡してはいけない情報と、ChatGPT・Geminiなど主要5サービスの設定方法を解説します。

👉 AIでセキュリティ対策を点検!
 AIに質問してもらいながら対策状況を確認する方法と、そのまま使える質問文を紹介します。

▶さらに詳しく知りたい方へ

既存記事どんな読者におすすめか
PHPの重大な脆弱性とは?PHP2Shellの影響や仕組みを詳しく知りたい方
PHPの脆弱性、何がそんなに怖い?超簡単解説!PHPやサーバーの知識がない方
PHP脆弱性で停止した企業・サービス一覧【2026年】企業・サービスへの影響を知りたい方
個人情報流出から身を守るには?今日からできる7つの対策自分の個人情報を守るための対策を知りたい方

📚 参考情報

Lifetrixをフォロー

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です