自動調理鍋は本当に必要?普通の鍋・電気圧力鍋・炊飯器との違いを比較

自動調理鍋は本当に必要?

料理は作れる。でも、鍋の番までは面倒

💬「材料を切るのは自分なら、本当に時短になるの?」
💬「煮込みや火加減は任せられる? 料理の味はどうなる?」
💬「普通の鍋や炊飯器があるのに、買う価値はある?」

料理は、それなりにできる。
野菜を切り、肉を焼き、味付けをする。毎日の食事を作ることには、ある程度慣れています。
だから、自動調理鍋を見ても、最初はそれほど魅力を感じませんでした。

ただし、じっくり煮込む料理は少し面倒です。火加減や焦げ付きを気にして、鍋のそばを離れにくいからです。

もし、その時間を機械に任せられたら。夕方に料理を始めずに済む予約調理も、ちょっと気になります。

今回は、何が自動になるのか、普通の鍋・電気圧力鍋・炊飯器との違い、費用や後片付けまで含めて考えます。

ご注意

※この記事はメーカー公式情報などをもとに、自動調理鍋の必要性を検討したものです。実機を使用したレビューではありません。利用できる機能や予約調理の条件は機種・メニューにより異なります。

📑目次

1.自動調理鍋は何を自動でしてくれる? 🍲

自動調理鍋という名前からは、材料を入れるだけで料理が完成するような印象を受けます。
でも、実際にはそこまで簡単ではありません。

野菜を洗う。皮をむく。食材を切る。調味料を量る。
こうした準備は、多くの場合、人が行います。

自動調理鍋が担当するのは、主にその後の加熱工程です。

例えば、シャープの「ヘルシオ ホットクック」には、自動でかき混ぜる機能があります。

パナソニックの「オートクッカー ビストロ」にも、かき混ぜや圧力調理に対応する機種があります。

ただし、すべての製品が同じ機能を備えているわけではありません。

調理工程自動化できる?
献立を決める基本的に人が行う
食材を洗う・切る人が行う
調味料を入れる基本的に人が行う
火加減の調整自動化できる
煮込み中のかき混ぜ対応機種・メニューなら可能
盛り付け・後片付け人が行う

つまり、自動調理鍋は料理を丸ごと代わってくれる機械ではありません。

料理の途中で、鍋の面倒を見る作業を減らしてくれる家電なのです。

2.じっくり煮込む料理には、本当に便利?

例えば、カレーやシチューを作るとしましょう。
普通の鍋なら、材料を準備した後も火加減を見たり、ときどき混ぜたりする必要があります。
ずっと手を動かしているわけではありません。

でも、鍋のことを完全に忘れてよいわけでもありません。

別の部屋で何かをしていても、「そろそろ火を確認した方がよいかな」と気になります。

自動調理鍋が便利なのは、この部分です。

対応するメニューなら、加熱やかき混ぜを機械に任せられるため、調理中に別の家事を進めやすくなります。

ただし、料理が早く完成するとは限りません。

圧力調理で加熱時間を短縮できる場合もありますが、機種や料理によっては普通の鍋より時間がかかることもあります。

ここで大切なのは、3種類の時間の違いです。

  • ⏱️ 完成時間: 料理ができあがるまでの時間
  • ✋ 実作業時間: 食材を切ったり、混ぜたりする時間
  • 🕰️ 拘束時間: 鍋を気にして、ほかのことに集中しにくい時間

自動調理鍋の魅力は、完成時間だけでなく、実作業時間や拘束時間を減らせることにあるのでしょう。

「普通の鍋」と「自動調理鍋」の3種類の時間を比べると?

自動調理鍋の価値は、完成までの速さよりも、実作業時間や拘束時間を減らせるかどうかにあります。

普通の鍋
自動調理鍋
完成時間
比較的短い〜同程度
火加減しだいで早くできることもあります。
やや長めのこともある
機種やメニューによっては完成まで長く感じる場合があります。
実作業時間
見守り・混ぜる作業がある
準備後も様子を見る・混ぜる場面が残ります。
準備後は任せやすい
材料を入れた後は、対応メニューなら手が離れやすくなります。
拘束時間
鍋を気にする時間が長い
吹きこぼれや焦げつきが気になり、別のことに集中しにくい場面があります。
別の家事をしやすい
加熱やかき混ぜを任せられ、他の家事を進めやすくなります。
普通の鍋:自由度は高いが、見守りが必要 自動調理鍋:完成が特別早いとは限らないが、手が離れやすい

この図は一般的な煮込み料理を想定した概念図であり、実測値や平均値、具体的な分数を示すものではありません。料理の種類や機種によって結果は異なり、圧力調理などでは自動調理鍋の方が早く完成する場合もあります。

ポイント

「時短」とは、料理が早く完成することだけではありません。調理に縛られる時間が減ることも、生活の中では大きな価値になります。

3.実は、予約調理が一番便利なのでは? 🕒

調べていて、特に魅力を感じたのが予約調理です。

例えば、朝に材料を準備しておき、帰宅する頃に料理が完成するように設定する。

夕方になってから煮込み料理を始めなくても、帰宅時には温かい料理が用意できている。

これは、なかなか便利そうです。

シャープによると、ホットクックの「KN-HW24H」は、食材の衛生面に配慮しながら最大15時間の予約調理ができます。

ただし、すべての料理が予約できるわけではありません。この機種のレシピ集に掲載された予約可能メニューは44種類です。

使える食材や設定方法は、機種・メニューごとに確認する必要があります。

また、調理後の料理を室温で長時間放置しないなど、食品衛生にも気を付けたいところです。

朝の予約、夕べのごちそう

ここで、少し考え方が変わってきました。

料理を10分早く完成させるより、夕方の忙しい時間に料理を始めなくてよいことの方が、価値が大きいのではないでしょうか。

時短とは、単に作業時間を短縮することだけではないのですね。

4.料理ができる人にも必要?

自動調理鍋は、料理が苦手な人のための製品という印象がありました。

でも、料理ができることと、毎日料理に時間をかけたいことは別です。

例えば、こんな場合ならどうでしょう。

  • 煮込み料理は好きだが、火加減の管理が面倒
  • 調理中に洗濯や片付けも進めたい
  • 夕方の忙しい時間に、台所に立つ時間を減らしたい
  • 毎日の献立を考えるのが大変

自動調理鍋には、内蔵メニューやアプリで料理を探せる製品もあります。

献立を考えるときの参考にはなりそうです。

ただし、食材の購入や下準備まで自動になるわけではありません。

また、短時間で作れる料理が中心の人や、火加減を調整すること自体が好きな人には、あまり必要ないかもしれません。

料理が上手か下手かではなく、料理のどの工程を負担に感じているか。

そこが重要なのだと思います。

5.普通の鍋・電気圧力鍋・炊飯器ではだめ?

ここも気になるところです。

自動調理鍋で煮込み料理が作れるなら、今ある鍋や炊飯器で十分ではないでしょうか。

🍳 普通の鍋との違い

普通の鍋なら、炒める、煮る、焼くなど、自分の判断で自由に調理できます。

新しい家電を購入する必要もありません。

一方、自動調理鍋では対応するメニューの加熱管理などを任せられます。

料理を自分で調整する自由度を重視するのか、調理中の負担軽減を重視するのかで、評価が分かれそうです。

⚡ 電気圧力鍋との違い

電気圧力鍋は、圧力を利用して食材を調理できる家電です。

ただし、すべての電気圧力鍋に自動かき混ぜ機能があるわけではありません。また、自動調理鍋でも圧力調理ができない機種があります。

例えば、パナソニックの製品を比較すると、次のような違いがあります。

機種かき混ぜ圧力調理
オートクッカー NF-AC1000○○
オートクッカー NF-AC700○×
電気圧力鍋 NF-PC400×○

煮込み中に混ぜてもらいたいなら、かき混ぜ機能が重要です。

一方、圧力調理が目的なら、電気圧力鍋でも十分な場合があります。

「自動調理鍋」という名前だけでなく、どんな機能が必要なのかで選ぶことが大切ですね。

🍚 炊飯器で代用できない?

実は、調理機能付きの炊飯器もあります。

しかし、炊飯器なら何でも作れるわけではありません。

例えば、日立の炊飯器「RZ-SG10J/SG18J」の使用ガイドでは、カレーやシチューのルーなど、のり状になる料理への使用を禁止しています。

煮込みメニューを備えた機種でも、作れない料理があるのですね。

説明書で認められていない調理は、吹きこぼれややけどなどにつながるおそれがあります。

炊飯器で代用するなら、必ず自分の機種の取扱説明書で対応料理を確認する必要があります。

すでに持っている調理機能付き炊飯器で十分なら、新しい家電を増やす必要はないかもしれません。

6.外食するより、自動調理鍋の方がお得? 💰

自動調理鍋で料理の負担が減れば、外食や惣菜を買う回数を減らせるかもしれません。

ただし、ここは勘違いしやすいところです。

外食を自炊に変えることで食費が減る場合はありますが、それは自動調理鍋だけの節約効果ではありません。

普通の鍋でも自炊はできます。

自動調理鍋の価値は、自炊を続けやすくしてくれるかどうかにあります。

さらに、本体価格や電気代も考える必要があります。

例えば、本体を5万円で購入して3年間使った場合、単純計算では次のようになります。

使用頻度本体代の1回当たり負担
週1回約321円
週3回約107円
毎日約46円

※本体価格5万円、3年間使用したと仮定した概算です。実際の販売価格や耐用年数を示すものではありません。電気代・消耗品代・修理費などは含みません。

週1回しか使わないなら、かなり高価な調理器具とも言えます。

毎日使うなら1回当たりの負担は小さくなりますが、使用回数が多いだけで「元が取れた」とは言えません。

重要なのは、その費用に見合うだけ、毎日の負担が減るかどうかです。

7.意外と面倒なのは、後片付けかも?

料理を任せられるのは便利ですが、調理後の洗い物は残ります。

普通の鍋なら、鍋とふたを洗えば終わることも多いでしょう。

自動調理鍋では、内鍋やふたに加えて、かき混ぜ部品などの洗浄が必要になる機種もあります。

便利な家電を買ったのに、洗い物が増えてしまった。

それでは、時短の効果が小さくなる可能性があります。

購入前には、できる料理だけでなく、使った後に何を洗う必要があるかまで確認しておきたいところです。

また、キッチンに置く場所も必要です。

毎日使うなら便利でも、たまにしか使わない大きな家電が場所を占めてしまうのは、少し考えものですね。

8.結論|料理を作る時間より、料理に縛られる時間を減らす

最初は、料理がある程度できる人に、自動調理鍋は必要ないのではないかと思っていました。

しかし、調べてみると、少し考えが変わりました。

自動調理鍋は、料理の技術を機械に置き換えるためだけの製品ではありません。

野菜を切ったり、味付けをしたりする楽しさは残しながら、煮込み中の火加減やかき混ぜを任せられる。

さらに、対応する予約調理なら、夕方の忙しい時間に料理を始めなくても済むかもしれません。

料理を作ることと、料理の面倒を見続けることは、別なのですね。

ただし、普段の献立に合わず、使うのが月に数回なら、購入費用や置き場所の負担の方が大きいかもしれません。

また、普通の鍋や電気圧力鍋、調理機能付き炊飯器で十分な家庭もあるでしょう。

私の場合、じっくり煮込む料理が気軽に作れるなら魅力を感じます。

特に、帰宅したら料理ができているという予約調理には、かなり興味を持ちました。

とはいえ、そのために専用の家電を購入するほど使うでしょうか。

そこは、もう少し考えてみたいところです。

便利そうだから買うのではなく、自分が減らしたい家事の負担を、本当に減らせるから買う。
自動調理鍋も、そんな基準で選ぶのがよさそうです。

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👉 ④ 自動調理鍋 ≪ 本記事 ≫
 普通の鍋や炊飯器との違いから、調理中の負担を考えます。

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📚 参考情報

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